QoreTune VADQore パラメータ調整ツール

エッジAI異常検知デバイス「VADQore」の性能を最大限に引き出す、 専用パラメータ最適化ツール

QoreTune UI

主な機能

QoreTuneは、VADQore向けの異常検知パラメータを調整し、デバイスに適用可能な設定ファイルを生成するための包括的なツールです。

データ取り込み & プレビュー

OKデータ(正常)、NGデータ(異常)、テストデータをCSVファイルから簡単に取り込み、視覚的に確認できます。

モデル設定

リザーバー内部ユニット数、スペクトル半径、リーク率などの詳細設定を直感的なUIで調整できます。

前処理設定

MFCC(音声)、MPF(振動)などの前処理パラメータを信号タイプに合わせて最適化できます。

分析結果表示

精度、適合率、再現率、F1スコアの算出や、異常スコア分布、ROC曲線、PR曲線の可視化を提供します。

設定ファイル出力

PROC_CF.CSV、SYS_CF.CSVを自動生成し、VADQoreデバイスに直接適用可能なフォーマットで出力します。

HTMLレポート

詳細な分析レポートを自動生成し、チームでの共有や保存に最適なHTML形式で出力します。

動作原理

QoreTuneは高度なリザーバーコンピューティングを用いた異常検知パラメータの最適化を実現します。

QoreTune 動作原理
1

データ読み込み

正常(OK)データと異常(NG)データをCSVファイルから読み込み、アプリケーションに取り込みます。

2

パラメータ設定

リザーバーコンピューティング、前処理、システム設定、ウィンドウ設定、異常検知設定を調整します。

3

モデル学習・評価

設定したパラメータでリザーバーコンピューティングモデルを学習し、精度や再現率などを評価します。

4

設定ファイル生成

最適化されたパラメータを基に、VADQoreデバイスに直接転送可能なCSV設定ファイルを生成します。

活用シーン

QoreTuneとVADQoreを組み合わせることで、様々な産業分野での異常検知ソリューションを実現できます。

工場設備の異常検知

モーターやポンプなどの工場設備から収集した振動データを分析し、故障や劣化の兆候を早期に検出します。

建物設備の状態監視

エレベーター、HVAC、給水ポンプなどの建物設備の異常音や振動を検出し、予防保全を実現します。

車両・輸送機器の監視

自動車やトラック、鉄道車両などの異常な振動・音響を検出し、安全性の向上とコスト削減を実現します。

スクリーンショット

直感的なインターフェースで、複雑なパラメータ調整を簡単に行えます。

ダッシュボード画面

ダッシュボード画面

パラメータ設定画面

パラメータ設定画面

異常スコア分析画面

異常スコア分析画面

レポート出力画面

レポート出力画面

技術仕様

QoreTuneは最新のリザバーコンピューティング技術を用いた高性能なツールです。

技術スタック

  • シミュレーター: エッジAI技術を高い完成度でWebシミュレーション
  • チャート可視化: 専門知識なしでも直感的に理解できます
  • スタイリング: わかりやすいUI/UX
  • データ解析: 最新のリザバーコンピューティング技術搭載
  • CSV処理: エクセルでも可視化できるなど扱いやすいフォーマット

推奨動作環境

  • ブラウザ: Google Chrome (最新版), Mozilla Firefox (最新版)
  • 画面解像度: 1280 x 720 以上
  • 必要メモリ: 4GB以上(大量データ処理時は8GB以上推奨)
  • 対応OS: Windows 10/11, macOS, Linux

デモ体験

QoreTuneを今すぐお試しください。無料デモンストレーションをご利用いただけます。

QoreTune 無料デモンストレーション

バージョン 1.0.0

  • 全機能をお試しいただけます
  • サンプルデータ付き
  • 技術サポート付き

ご不明な点やお問い合わせはお問い合わせフォームからご連絡ください。

よくある質問

QoreTuneについてよくいただく質問とその回答です。

QoreTuneはどのようなデータ形式に対応していますか?

QoreTuneは別オプションのタブレット型ダッシュボードソリューション「VADQore View」のCSVファイル形式に対応しています。ファイルにはヘッダー行が必要で、1列目のデータが処理対象のシグナルデータとなります。時系列順のデータが望ましいです。例: value列に0.123, 0.456, 0.789のように値が入っているCSVファイル。

VADQoreとの連携方法を教えてください。

QoreTuneで生成した設定ファイル(PROC_CF.CSVとSYS_CF.CSV)をVADQoreデバイスのSDカードにコピーするか、別オプションのタブレット型ダッシュボードソリューション「VADQore View」の設定インターフェースからアップロードすることで連携できます(VADQore Senseはこの方式のみ)。VADQoreは次回起動時から、これらの設定に基づいて異常検知を行います。

どのようなタイプの異常検知に適していますか?

QoreTuneとVADQoreの組み合わせは、音響信号や振動信号を用いた異常検知に最適です。特に、設備の異常音、機械の振動異常、環境音の変化などを検出するのに適しています。教師なし学習アプローチを採用しているため、正常時のデータのみから学習して異常を検出できる点が特長です。

リザーバーコンピューティングとは何ですか?

リザーバーコンピューティングは、リカレントニューラルネットワークの一種で、時系列データの処理に優れた計算モデルです。内部のニューロン結合はランダムに固定され、出力層のみを学習するという特徴があり、少ないデータ量でも効率的に学習できるため、エッジコンピューティングに適しています。QoreTuneはこのリザーバーコンピューティングのパラメータを最適化するツールです。

無料デモンストレーションと製品版の違いは何ですか?

無料デモンストレーションでは全ての機能を無制限に使用できますが、操作感を確認頂くためのものでデータセットはデモ用サンプルデータのみです。製品版では制限なくすべての機能を利用でき、専門的な技術サポートも提供しています。

VADQoreとの連携

QoreTuneは、エッジAI異常検知デバイス「VADQore」と連携して使用することで、最大の効果を発揮します。

VADQoreデバイス

VADQoreとは

VADQore/VADQore Senseは、音響や振動データをリアルタイムで解析し、異常を検知するエッジAIデバイスです。バッテリー駆動(※Senseは非対応)に対応し、ネットワーク環境がない場所でも独立して動作できます。

  • 少ないデータから学習可能なリザーバーコンピューティング搭載
  • クラウド不要のエッジ処理によるプライバシー保護とリアルタイム検知
  • 長時間バッテリー駆動と省電力設計※Senseはバッテリー非対応
  • 無線通信(Wi-Fi/BLE)とSDカードによるデータ収集※SenseはBLEのみ

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